永住者とは? 日本で暮らす外国人への権利と義務を簡単に解説

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目次

はじめに

日本で永住権を持つ外国人は「永住者」と呼ばれています。永住者には特別な権利と義務があり、日本社会での活動が認められています。本記事では、永住者の定義、種類、取得条件、手続きなどを詳しく解説します。永住者に関する正しい理解は、グローバル化が進む日本の職場や社会において重要です。

永住者の定義

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永住者とは、日本に長期的に滞在し、活動する権利を持つ外国人のことを指します。日本の出入国管理及び難民認定法に基づき、一定の要件を満たした外国人に対して認められる在留資格です。

在留カード

永住者には在留カードの所持が義務付けられています。在留カードには、個人情報や在留資格、有効期限などが記載されています。永住者は常時携帯する必要はありませんが、関係機関から提示を求められた際には提示しなければなりません。

一方、特別永住者は在留カードの交付を受けません。特別永住者は、第二次世界大戦後に日本の国籍を離脱した者とその子孫に対して付与された特別な在留資格です。

就労活動の自由

永住者は、職種や就労時間数に制限がありません。自由に職業を選択でき、複数の仕事を掛け持つことも可能です。この点で、永住者は他の在留資格と大きく異なります。

ただし、一部の公的機関や業種では、日本国籍が求められる場合があります。国家公務員や弁護士、医師などの一部の職種に就く際は、日本国籍の取得が必要となります。

永住権の取り消し

永住権は、一定の条件を満たさなくなった場合に取り消される可能性があります。例えば、重大な犯罪を犯した場合や虚偽の申請をした場合などが該当します。また、一定期間を超えて日本に滞在しなかった場合も、永住権が取り消されることがあります。

永住権の取り消しを受けると、再度永住権を取得するのは非常に困難になります。したがって、永住者は日本の法令を順守し、善良な素行を保つことが重要です。

永住権の種類

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永住者には大きく分けて「一般永住者」と「特別永住者」の2種類があります。それぞれの違いについて見ていきましょう。

一般永住者

一般永住者とは、日本に10年以上継続して在留し、素行が良好で独立の生計を営むに足りる資産や技能を有し、日本国の利益に合すると認められた外国人が取得できる在留資格です。

一般永住者の申請には、在留期間や収入、日本語能力などの基準を満たす必要があります。一般的に永住権の取得が最も難しいとされる在留資格の一つです。

特別永住者

特別永住者は、第二次世界大戦前から日本に居住していた外国人で、サンフランシスコ平和条約によりに日本国籍を失った方々とその子孫に対して与えられた在留資格です。

特別永住者は、生活能力がなくても日本に住み続ける権利が保障されています。また、在留カードの携帯義務もなく、外国人雇用状況の届出も不要です。ただし、出国時の再入国許可が必要となるなど、一部の制限があります。

永住権の取得条件

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永住権を取得するには、法務大臣によって一定の要件を満たすと認められる必要があります。それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。

素行が善良であること

永住権の取得には、申請者の素行が善良であることが求められます。つまり、重大な犯罪や不正行為を行っていないことが前提条件となります。

過去に重大な犯罪歴がある場合や、入国時の虚偽申告など不正行為があった場合は、永住権が認められない可能性が高くなります。

独立生計を営むに足りる資産や技能

永住権の取得には、申請者が自立した生活を送るための経済的基盤を持っていることが必要です。一定以上の収入や資産、就労可能な技能などが求められます。

ただし、日本人や永住者の配偶者や子供の場合は、この条件が緩和されることがあります。生活保護費の受給や、扶養者からの仕送りのみでも許可される場合があります。

日本国の利益に合すると認められること

永住権の取得には、申請者の日本滞在が日本国の利益に合致すると認められる必要があります。具体的には、申請者の職業や専門性、貢献度などが審査されます。

高度な専門知識や技術を持つ人材、日本企業への貢献度が高い人材などは、日本国の利益に合致すると判断されやすくなります。

永住権取得の手続き

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永住権の取得手続きは、在留資格の種類や申請者の状況によって異なります。ここでは一般的な手続きの流れを説明します。

申請書類の準備

永住権の申請には、様々な書類の提出が必要となります。主な提出書類は以下の通りです。

  • 申請書
  • 履歴書
  • 在留カードの写し
  • 収入証明書類
  • 健康診断書
  • 犯罪歴証明書

書類の不備がある場合は、審査が遅れるだけでなく、永住権が認められない可能性もあります。事前に十分な準備が必要不可欠です。

申請窓口

永住権の申請は、居住地を管轄する地方入国管理局で受け付けられます。申請受付時に、提出書類のチェックや面接が行われます。

申請後、半年から1年程度の審査期間を経て、永住が認められるか否かの判断がなされます。

許可後の手続き

永住権が認められると、新しい在留カードが交付されます。永住者は、在留カードの有効期間が切れる前に更新手続きを行う必要があります。

また、住所や氏名に変更があった場合は、速やかに入国管理局に届け出なければなりません。

まとめ

永住者とは、日本での長期的な滞在と活動が認められた外国人のことを指します。永住権の取得は、さまざまな条件をクリアする必要がありますが、一旦認められれば日本人に準じた権利が与えられます。

一方で、永住権の取り消しや特別永住者など、永住者にも様々な種類とルールがあることがわかりました。日本社会でグローバル人材を受け入れる上で、永住者制度を正しく理解することが重要不可欠です。

本記事が、永住者に関する理解を深める一助となれば幸いです。

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