はじめに
札幌市は民泊の盛んな土地柄です。豊かな自然や魅力あふれる観光スポットに恵まれ、多くの旅行者が訪れます。その需要に対応すべく、市内では民泊事業が広がりを見せています。本日は、札幌市における民泊の実情と、事業者向けのルール・手続きについて解説していきます。
先日当事務所の代表が札幌に行ったところ、多くの外国人観光客でにぎわっていました。札幌市の統計によると札幌の観光客はまだコロナ前の水準まで復帰していませんが、観光客数が回復基調にあり、来年2025年にはコロナ前の水準に回復するでしょう。札幌で民泊を始めるには今がチャンスではないでしょうか。
民泊の届出と運営ルール
札幌市では、住宅宿泊事業法に基づき、民泊を営もうとする方は市に届出を行う必要があります。届出には様々な書類が必要となり、運営にも決まりごとがあります。
届出の手続き
民泊を開始する際は、札幌市民泊総合窓口で手続きを行います。必要書類や運営ルールについては、市のウェブサイトで確認できます。
届出が済むと、民泊物件には標識の掲示が義務付けられます。さらに、宿泊実績を定期的に報告しなければなりません。事業内容に変更があった場合や廃業する際も、所定の期間内に届出が必要です。
運営の制限事項
民泊の運営には以下のような制限事項があります。
- 運営日数は年間最大180日まで
- 一部の地域では運営日数がさらに制限される場合あり
- 家主不在型の場合は消防法令への適合と宿泊者への周知が求められる
関連法令の遵守
民泊事業者は様々な法令を遵守する必要があります。
法令名 | 内容 |
---|---|
消防法令 | 消防署から適合通知書の交付を受けること |
食品衛生法 | 食品の提供に関する衛生管理 |
温泉法 | 源泉を利用する場合の規制 |
廃棄物法 | ごみの適切な処理 |
民泊の相談窓口
札幌市では、民泊に関するあらゆる相談を受け付けています。民泊のはじめ方から苦情まで、市民泊総合窓口が対応してくれます。
問い合わせ例
- 民泊の始め方がわからない
- 届出に必要な書類が不明
- 近隣に民泊施設があり、トラブルが発生している
- 無届の民泊施設を見つけた
相談方法
相談は、窓口への来所、電話、メールなどで受け付けています。住所や問題の内容を具体的に伝えることで、適切な対応を受けられます。
札幌を拠点とする民泊事業者
札幌を中心に民泊事業を展開する会社も存在します。物件のセットアップから運営まで、ワンストップでサポートしてくれます。
サービス内容
- 民泊物件の発掘・購入サポート
- 民泊のコンセプト設計と施設のセットアップ
- 集客サイトでの広告掲載と宿泊者対応
- 清掃やメンテナンスなどの運営管理
民泊オーナーへの提案力
データ分析に基づいた民泊プランの提案や、シンプルな手数料設定で収益化をサポートしています。宿泊者の声に耳を傾け、サービス改善に努めることで高い満足度を実現しています。
札幌市内の民泊物件の魅力
札幌市には、抜群の立地と設備を備えた魅力的な民泊物件が多数あります。中島公園やすすきの駅に近接した人気の物件を一例としてご紹介します。
素晴らしい立地とアクセス
この物件は札幌の中心部に位置し、中島公園まで徒歩2分、すすきの駅まで徒歩7分とアクセスに優れています。札幌の名所へも地下鉄であっという間です。
家族に優しい設備
2つのベッドルームに加え、リビング・キッチン・バスルームを完備しているため、最大6名の宿泊が可能です。未就学児は無料で、お子様用の食器や防水シーツも用意されています。
夫婦経営の温かみ
日韓夫婦が丁寧に運営するこの民泊施設は、人情味あふれるおもてなしが自慢です。札幌ならではの魅力を存分に体感できる、居心地の良い空間となっています。
まとめ
札幌市民泊事業は今後さらに成長が期待されますが、適切な手続きと法令遵守が不可欠です。事業者の皆様は、市の窓口を活用しながら、安全で魅力的な民泊サービスを提供していきましょう。また、観光客の皆様におかれましては、札幌の魅力に触れられる素晴らしい民泊体験をお楽しみください。
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