美容所登録の条件・必要書類・手続きまで徹底解説!美容業成立時のスムーズな開業を目指そう

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目次

はじめに

美容室、理容室、マツエクサロンなどを開業するとき、最初に行うべき重要な手続きの一つが「美容所登録」です。美容所登録を通じて、施設が衛生管理や構造設備の基準に適合していることを証明し、正式に営業を開始する資格を得ます。このブログでは、美容所登録の必要性とその条件、流れ、また必要な書類などについて詳しく解説していきます。

美容所登録とは

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登録が必要な理由

美容所登録は法律に基づくものであり、この登録を行うことで初めて美容業の営業が可能になります。主な目的は、利用者の健康を守るために、施設が定められた衛生基準や構造基準に沿っていることを確認することです。登録を行わない場合、営業が許可されず、万が一営業していることが発覚した場合は、罰金や営業停止といった処罰を受ける可能性もあります。

必要な書類

美容所登録にはいくつかの書類が必要になります。これには開設届、施設の構造設備の概要、施設周辺・平面図、従業員名簿、従業者全員分の理美容師免許証、管理理美容師の修了証、医師の診断書、法人の場合は登記簿謄本、外国人の場合は外国人登録証明書などが含まれます。これらの書類は、開業前の事前準備として用意しておく必要があります。

登録が必要な業種と届出期間

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業種の種類

美容所登録が必要な業種には、美容室、理容室、マツエクサロンが含まれます。一方、ネイルサロンやエステサロン、リラクゼーションサロンなどは登録の対象外です。これは、法律によって美容や理容の施設に特定の衛生基準や構造基準の遵守が求められているからです。

届出期間

店を開業する予定の場合、オープンの1週間から10日前までに必要な書類を提出し、美容所登録を済ませておく必要があります。この期間を守らないと、予定通りにオープンできないリスクがあります。事前に計画を立て、必要な書類を揃えるようにしましょう。

登録の流れ

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事前相談から開設検査まで

美容所登録のプロセスは、まず保健所での事前相談から始まります。これは内装工事を開始する前に行うべき重要なステップです。その後、開設届けの提出、開設検査(立入検査)、確認書の受領と続きます。検査では、施設の構造や衛生状態、設備が基準に適合しているかがチェックされます。

確認書の受領と営業開始

開設検査に合格すると、確認書が交付され、ようやく営業を開始することができます。この確認書は、施設が美容所として登録された証明になります。営業開始後も、衛生管理や施設の維持に関する基準を継続的に守る必要があります。

必要な資格とスタッフの条件

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管理理美容師

美容所を開設する際、施設で働く従業員は理美容師の資格を持っている必要があります。また、常時2名以上の理美容師が働いている必要がありますが、最初は1人でも構いません。従業員を増やす場合は、必ず管理理美容師の資格を持つ者を配置しなければなりません。

外国人登録証明書

外国人が開設者の場合は、有効期限内の外国人登録証明書が必要です。これは、外国人の資格や在留資格を示すために必要とされ、日本で合法的に事業を行うための要件の一つです。この証明書を提出することで、外国人開設者も平等に日本国内で美容所を開設し運営することが可能になります。

衛生管理と構造設備の基準

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床面積や構造設備

美容所として登録するためには、施設の床面積が一定基準以上である必要があります。また、作業室に設置できる美容椅子の数も床面積に応じて制限があります。施設内の床や腰板は、コンクリート、タイル、リノリウムなどの不浸透性材料を使用しなければなりません。これは、清潔さを保ち、衛生的な環境を維持するためです。

消毒方法と設備

美容所内で使用される器具の消毒は非常に重要です。カミソリや血液が付着している器具は、沸騰したお湯やエタノール水溶液、次亜塩素酸ナトリウム液で消毒する必要があります。美容所では、これらの消毒方法を実践できる設備を備えていることが求められます。これにより、顧客や従業員の健康を守ることができます。

美容所登録後の義務

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定期的な検査と報告

美容所として営業を開始した後も、定期的な検査が行われ、衛生管理や安全性の基準が守られているかが確認されます。また、従業員の増減や施設の改装などがあった場合には、改めて保健所への報告が必要になる場合があります。

衛生管理の徹底

美容所では、日々の営業活動の中で徹底した衛生管理が求められます。例えば、施設内の清掃や消毒、従業員の健康管理などが挙げられます。これは、美容所を利用する顧客だけでなく、従業員自身の健康を守るためにも非常に重要です。

まとめ

美容室、理容室、またはマツエクサロンを開設しようとする場合、美容所登録は避けて通れない重要な手続きです。この登録を通じて、施設が衛生的かつ安全に運営されることを保証するための基準に適合していることを証明します。登録プロセスには事前の準備や書類提出だけでなく、施設の構造設備や衛生管理に関する基準を満たす必要があります。美容所を開設するにあたり、これらの基準や条件をしっかりと理解し、計画的に進めることが成功の鍵です。

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