外国人の日本移住サバイバルガイド – ビザ取得から現地生活まで完全対策

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目次

はじめに

日本への移住を検討している外国人にとって、さまざまな課題と準備が待っています。日本は治安が良く、公共交通機関が整備されており、生活費も比較的安価です。一方で、言語の壁や文化の違いなど、乗り越えなければならない障壁もあります。本ブログでは、外国人が日本に移住する際の手続きや留意点、移住後の生活などについて、詳しく解説していきます。

ビザ取得と永住権申請

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日本への移住には、適切なビザの取得が不可欠です。外国人が最も一般的に取得するビザは、就労ビザや配偶者ビザです。

就労ビザ

就労ビザを取得するには、厳しい条件を満たす必要があります。以下は「技術・人文知識・国際業務」の場合です。

  • 10年以上の実務経験又は大学卒業など学歴
  • 在留資格にマッチした職務内容
  • 月収約20万円以上(日本人従業員と同等の報酬)

上記はビザ取得条件の一部ですが、これらの条件を満たせば、就労ビザの申請が可能になります。ただし、審査は厳しく、書類の準備には細心の注意を払う必要があります。

配偶者ビザ

日本人の配偶者であれば、就労ビザほど厳しい条件はありません。一般的には以下の要件を満たせば申請できます。

  • 結婚3年以上(真正な婚姻関係であることが必須。綿密に調査されるため、偽装結婚はバレます)
  • 1年以上の日本滞在歴

条件は就労ビザほど厳しくはありませんが、審査が非常に厳しいです。偽装結婚の疑いがあれば、その疑いを晴らすための証拠書類提出を求められます。「これくらいならバレないだろう」と思って虚偽の申請や申告を行う人がいたりもしますが、確実にバレますし、入管法違反となりますので絶対にやめてください。

配偶者ビザを取得後、1年経過すれば永住者の申請が可能です。ただし、永住権申請には、素行要件、独立生計要件、国益適合要件の3つの条件を満たす必要があります。永住者の申請はさらに厳しい審査が待っています。

その他のビザ

上記以外にも、定住者ビザなどのビザがあります。定住者ビザはいくつかの類型がありますが、非常に条件が複雑です。ご自身が適合するかどうかを判定するために、行政書士のような専門家にご相談いただいた方がいいと思います。

いずれのビザを選択する場合でも、専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

移住の準備

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ビザの取得とともに、日本への移住には様々な準備が必要です。

言語習得

日本語の習得は、移住に際して最も重要な準備の一つです。日常会話はもちろん、仕事や公的手続きで日本語が不可欠です。

日本語習得方法説明
語学学校日本語教師から直接指導を受けられる
オンライン講座自宅でスケジュールに合わせて学習可能
日本語教材独学で基礎から学習できる

まずは移住前にオンラインなどで日本語のレッスンを受けておく方がいいと思います。

正直な話をすると、日本では英語があまり通じません。

日本に来る前に少しでも日本語を学んでおけば、日本にスムーズに慣れることができます。移住後も、日本語の勉強を続けることが重要です。日本語能力の向上は、仕事や生活の質の向上にもつながります。

住居探し

日本への移住に際しては、住居探しも大きな課題となります。賃貸物件の契約には、連帯保証人や家賃の前払い、礼金などが必要です。

不動産会社や宅建士に相談して、希望に合った物件を探すことをおすすめします。また、ネットの物件情報サイトも活用すると良いでしょう。

行政書士いわさき事務所では外国人向けの住宅に強い不動産会社を紹介することができます。さらに、必要に応じて面談の立会いや内見の立会いにも同席することができます(有料です)。

生活環境の準備

海外から日本へ移住する際は、生活環境の変化にも備える必要があります。

  • 家電製品の電圧や規格の違い
  • 病院や銀行の手続き方法
  • 子供の教育環境

あらかじめ情報を集め、必要な準備をしておくことが大切です。現地の友人や移住サポートサービスを活用するのも一案です。

移住後の生活

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日本への移住が実現すれば、新たな生活が始まります。ここでは、移住後の生活について解説します。

就労環境

日本での就労環境は、外国とは異なる点が多くあります。

  • 長時間労働が一般的
  • 年功序列の概念が残る
  • 同僚との付き合いが重視される

一方で、ワークライフバランスの取り組みも進んでおり、企業によって雇用環境は様々です。自分に合った職場を探すことが大切です。

生活習慣の違い

生活習慣の違いにも注意が必要です。例えば、靴を脱いで上がる習慣や、入浴文化の違いなどがあります。

また、ゴミの分別ルールが細かく、最初は戸惑うかもしれません。地域のルールを確認し、周りの人に聞くなどして、早めに習慣化しましょう。

コミュニティづくり

異国の地で生活するには、コミュニティづくりが大切です。出身国のコミュニティに加わるのはもちろん、近所付き合いや趣味の仲間など、新しい人間関係を作ることをおすすめします。

また、ボランティアなどの地域活動に参加するのも良い機会になるでしょう。地域に溶け込み、コミュニティの一員となることで、より充実した生活が送れます。

移住を支援するサービス

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日本への移住は、一人では大変な作業になります。そこで、様々な移住支援サービスが役立ちます。

行政書士

ビザ申請や在留資格の手続きでは、行政書士のサポートを受けることができます。手続きの説明から書類作成までを代行してくれるため、スムーズに進められます。

移住経験の豊富な行政書士であれば、具体的なアドバイスも得られるでしょう。

当事務所では在留資格の専門家が在籍しています。不動産会社とも提携していますので、住宅の紹介についてもご相談を承ることができます。

生活のトータルサポートという意味では、当事務所にまずご相談いただくことが日本移住の成功への近道になると思います。

    ■お問い合わせ内容を選んでください / Please select the type of inquiry.

    移住コンサルタント

    移住に関するあらゆる相談に応じてくれるのが、移住コンサルタントです。住居や就労、子供の教育など、移住に関する幅広い知識を持っています。

    移住の計画段階から移住後のサポートまで、トータルで支援してくれます。

    移住コンサルタント自身では在留資格(ビザ)のサポートを行うことができません。彼らは在留資格の申請に関する代行の権利を持っていませんので、彼らは必ず下請けの行政書士(または弁護士)に依頼することとなります。

    「書類作成のコンサルタントをやります」と言いながら、実際はほとんど移民コンサルタントが書類を作ってしまうということもよく聞きます。これは明らかな違法行為となりますので、そういった業者には関わらないように注意してください。

    オンラインコミュニティ

    日本に移住した外国人同士でつながるオンラインコミュニティも有用です。移住の経験談や生活の情報交換ができ、移住に関する疑問も質問できます。

    同じ境遇の人々と交流することで、精神的な支えにもなります。

    しかし、在留資格については間違った情報を教えられてしまう可能性が否定できません。実際に当事務所にご相談いただいた中でも「友達がこう言っていた」ということが間違った知識であったことがよくあります。

    友達とあなたが違う人生を歩んできたのと同じように、友達とあなたとでは在留資格に関する状況や条件が違います。仮に同じ在留資格であったとしても、全く同じ申請内容になるとは限りません。

    やはり在留資格についていえば、行政書士のような専門家に頼ることがよいでしょう。

    まとめ

    外国人が日本に移住するには、ビザ取得や言語習得など、多くの準備が必要です。しかし、適切なサポートを得ながら着実に進めれば、充実した日本生活を送ることができます。

    日本には治安の良さや便利な公共交通機関、豊かな文化があり、家族で新たな生活を始めるのに適した環境が整っています。移住は一朝一夕にはできませんが、準備を重ね、新しい挑戦に踏み出すことで、素晴らしい経験ができるはずです。

    本ブログでは、外国人が日本に移住する際の手続きや生活、サポートサービスについて詳しく解説しました。移住を検討している方は、参考にしていただければ幸いです。

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