一般建設業許可のメリットと請負金額上限を徹底解説!

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目次

はじめに

建設業界において事業を展開する際、必須となるのが建設業許可の取得です。一般建設業許可と特定建設業許可の2種類がありますが、なかでも一般建設業許可を取得することで、どのようなメリットがあるのか、また請負金額の上限は存在するのかなど、多くの方が疑問に思うポイントを解説していきます。本記事では、一般建設業許可に関わる請負金額の制限や、特定建設業許可との違いなどについても触れ、実業務に役立つ知識を提供します。

一般建設業許可とは

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まず、一般建設業許可の基本的な概要から理解を深めていきましょう。許可を取得することの意義や、一般建設業許可が持つ役割について探求します。

許可の必要性

一般建設業許可は、建設工事を請け負うために国や自治体から許可を受けることを指します。この許可を得ることで初めて、一定規模以上の工事を自由に行うことができるようになります。具体的には、500万円以上の工事(建築一式工事においては1,500万円以上の工事または延べ面積が150㎡未満の木造住宅工事)を請け負うことが可能になります。

この制度は、建設業界における品質の保証や業者間の公正な競争を促す目的で設けられています。許可を受けるためには、経営基盤の健全性や技術力など、一定の基準を満たす必要があります。

一般建設業許可のメリット

一般建設業許可を取得する最大のメリットは、請負金額に上限がない点です。許可を受けることで、どれだけ高額な工事でも受注することが可能になります。これにより、大型プロジェクトへの参加機会が広がり、企業成長の大きなチャンスとなることでしょう。

また、許可を持つこと自体が信頼の証となり、取引先からの信頼性向上にも寄与します。許可は一種の資格であるため、顧客に対しても安心感を提供できることは大きな強みです。

請負金額の制限

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一般建設業許可を取得することで請負金額に上限がなくなるわけですが、一般建設業と特定建設業の場合でどのような違いがあるのでしょうか。ここで、請負金額に関する制限や条件について詳しく見ていきます。

一般建設業の制限

一般建設業許可では、原則として請負金額に上限は設けられていません。つまり、いくらの工事であっても請け負うことが可能です。しかし、下請けに出す工事の総額が4,500万円(建築一式工事の場合は7,000万円)以上になる場合は、特定建設業許可が必要になる点を理解しておく必要があります。

つまり、一般建設業許可を持っている企業でも、大型の下請け工事を受注する際には、特定建設業許可の取得が求められるケースがあるのです。

特定建設業の制限

特定建設業許可を取得することで、請負金額の制限は一切なくなります。特に、発注者から直接請け負った元請工事において、下請けに出す金額が高額になる場合など、より大規模なプロジェクトへの参加が可能となります。

特定建設業許可を取得するためには、より厳しい条件が設けられています。例えば、資本金の額や自己資本額、経営の健全性など、一定の基準をクリアする必要があります。これらの要件を満たすことで、より大きな事業の機会を掴むことができるのです。

特定建設業許可と一般建設業許可の違い

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一般建設業許可と特定建設業許可は、どちらも建設業の許可の形態ですが、扱える請負金額の規模や取得条件に違いがあります。ここでは、二つの許可の明確な区別点に焦点を当てて解説します。

取得条件の違い

一般建設業許可は比較的取得しやすい条件とされており、小規模から中規模の工事を主に扱う企業に適しています。これに対して、特定建設業許可は資本金額が2000万円以上、自己資本が4000万円以上など、高い基準が設定されています。特定建設業許可は、大規模なプロジェクトを扱う企業が対象となります。

さらに、特定建設業許可を取得するためには、経営の安定性や技術力など、厳しい評価基準をクリアする必要がある点も大きな違いです。

扱える工事の規模

一般建設業許可では、元請として請け負う工事の場合、請負金額に特に上限はありませんが、下請けに出す金額が4,500万円以上になる場合は特定建設業許可が必要です。一方、特定建設業許可を持っている場合、下請け工事も含め、いかなる規模の工事でも請け負うことができます。

工事を下請けに出す際の金額制限が異なるため、企業が扱うことができる工事の規模にも直結するというわけです。

建設業許可を取得する流れ

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一般建設業許可あるいは特定建設業許可を取得したい企業のために、許可取得に向けた具体的なプロセスを紹介します。正確に準備を進めることで、スムーズに許可を得ることができます。

必要書類の準備

許可申請には、法人登記簿謄本や財務諸表、実績証明書など、多くの書類が必要です。これらの書類は、企業の財務状況や技術力を証明するものであり、申請書類の充実は許可取得の重要なポイントになります。

また、特定建設業許可の場合は、より厳しい基準を満たす必要があるため、追加で詳細な証明書類が求められることもあります。

申請手続き

準備した書類をもとに、所轄の行政機関に許可申請を行います。申請後は審査が行われ、企業の経営状況や技術の基準に適合しているかどうかが検討されます。

審査を通過すると許可証が交付され、正式に建設業としての活動が認可されます。許可取得後には、許可証の更新や変更手続きも必要になることがありますので、その点も留意しておく必要があります。

業界の現状と未来

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一般建設業許可を取得する企業の割合や、許可取得が業界全体に与える影響、今後の建設業界の展望について見ていきましょう。

一般建設業許可の普及率

現在、建設業許可を持つ企業のうち、約90%が一般建設業許可を取得しています。これは、一般建設業許可が幅広い規模の工事を請け負う企業にとって十分な利便性を提供しているためと言えるでしょう。

また、許可保有者の信頼性や事業の透明性が高まることで、顧客や取引先からの信頼を築くことにも繋がっています。

建設業界の将来像

建設業界は、国や地域のインフラ整備や社会資本の発展に不可欠な業界です。今後も、社会の発展とともに、新たな技術の導入や効率的な建設方法の開発が進んでいくことが予想されます。

さらに、建設業許可の取得を通じて、業界内での健全な競争や技術力の向上が促されることで、より質の高いサービス提供が可能となります。建設業許可制度は、このような業界の健全な発展に寄与する重要な役割を担っています。

まとめ

一般建設業許可は、建設業を行う上で重要な許可であり、請負金額に制限がないため、大規模なプロジェクトに参加する機会を広げることができます。一方で、特定建設業許可は、より大きな下請け契約を行う際に必要とされる許可であり、より厳しい基準を満たす必要があります。

今後も、建設業界は社会の発展に貢献し続ける重要な業界です。許可制度を理解し、適切に許可を取得することで、企業はより大きな事業の展開を目指すことができます。この記事が、許可の取得を検討している企業にとって、一助となれば幸いです。

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