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1.外国人にとってのマイナンバーカード【利点】
東京都大田区上池台の行政書士 岩崎達也です。
最近東京入管に行くと、マイナンバーカードの登録推進の係員さんに話しかけられることがあると思います。
東京入管の1階では写真撮影などをサービスとして行っているようです。
では外国人の方々がマイナンバーカードを取得すると、具体的にどういう利点があるのかを見ていきましょう。
- マイナポイントがもらえる|
2022年9月30日までの登録で2022年12月末までの登録(に変更されました)で
最大20,000ポイントもらえます。
20,000ポイントの取得にはマイナンバーカードの取得(これで5,000ポイント)だけではなく、
健康保険証として利用すること(これで7,500ポイント)と公金受取口座を登録すること(これで7,500ポイント)が必要です。 - 健康保険証として利用できる|国民健康保険の場合も引っ越しの度に保険証の切り替えが不要になります。
マイナンバーカード取得後に別途手続きが必要になります。
健康保険証としての利用はマイナポイント取得の条件にもなっています。 - 住民票などがコンビニで取得できるようになる|平日の日中に役所まで出向く必要がなくなります。
- オンラインで在留手続が行える|入管に直接行く必要がなくなります。
「外交」と「短期滞在」はオンライン手続の対象外となりますのでご注意ください。
オンライン手続にあたっては、ICカードリーダーやJPKIクライアントソフトの導入が必要です。
また、オンライン手続はPCのみとなり、スマートフォンには対応していません。
主にこの4点が外国人がマイナンバーカードを取得するメリットと言えます。
1、2、3については日本人も共通のメリットになるでしょう。
4については外国人の方々にとって大きなメリットになると思います。
東京入管など入管に直接行く必要がなくなり、自宅からオンラインで在留に関する手続を行うことができれば、
申請する外国人の方にとって大きな負担減となります。
入管はいつも混みあっていますからね。待ち時間も短縮できて、とても便利な制度だと思います。
2.発行手続き・手順は?【郵送による方法】
マイナンバーカード発行までにいくつか手順を行う必要があります。
それではひとつずつ見ていきましょう。
- 申請書に記入する
申し込み用の申請書に必要事項を記入する必要があります。
申請書の用紙は入管で配られていますし、地方公共団体情報システム機構のサイトでダウンロードして、ご自身で印刷することもできます。
地方公共団体情報システム機構のサイトでは、各種言語での申請書フォームがダウンロードできるので大変便利です。 - 顔写真を撮影する
申請書には6か月以内に撮影したご自身の顔写真を貼る必要があります。
顔写真のサイズは 縦 4.5cm×横 3.5cm で、正面・帽子無し・背景無しの状態で撮ります。
なお、カラーでも白黒でも構いません。
街中にある証明写真撮影機であれば、1,000円程度で何枚かの写真を手軽に撮影できます。
証明写真機の機種によってはその機械でマイナンバーカード発行の手続きが行えるものもありますが、今回は郵送での手続きを解説していますので、省略させていただきます。 - 申請書を送付する
申請書の記入と顔写真の貼付が完了したら、地方公共団体情報システム機構のサイトにある「交付申請書 送付用封筒材料」を活用して、送付用の封筒を作成します。
「交付申請書 送付用封筒材料」には送付先の住所が印字されたファイルの各種言語版がダウンロードできるようになっています。
「交付申請書 送付用封筒材料」を利用すれば、切手不要になりますのでぜひご活用ください。 - はがきを受け取る
封筒を送付した後、約1か月後に発行完了通知はがきが住民登録地に届きます(マイナンバーカード発行にあたっては住民登録がまだの方は必ず先に行ってください)。 - マイナンバーカードを取りに行く
発行完了通知はがきに記載されている交付場所(多くは市役所や区役所だと思います)までマイナンバーカードを受け取りに行きます。窓口で暗証番号を設定する必要がありますので(英数字6文字以上16文字以下のものと数字4桁のもの)、あらかじめ決めておいた方がいいかもしれません。
マイナポイント(第2弾)をもらえるのは2022年9月30日2022年12月末日までに申し込んだ方となります。
マイナンバーカードの発行手続きはそれほど難しいものではありません。
期限が迫っていますので、お忘れなく手続きを行うようにしていただければと思います。
申請書の記入や手続きでご不明な点がある場合は、当事務所のお問い合わせフォームからご相談いただければと思います。